精神科デイナイトケアで活躍する看護師

外来リハビリテーションに属する精神科デイナイトケアは、自立支援を促進するプログラムです。
自分に自信を持つことができずに、デイナイトケアに応募ができないというケースも少なくありません。
デイナイトケアは人付き合いが苦手、友達がいなくて悩んでいる、ひとりで生活するのがつらい、などの悩みを抱えた方が利用しています。
施設内では看護師による生活サポート、カウンセリングなどが行われ、精神面でのサポートに加えて、趣味を通じたプログラムもあるなど、社会復帰を促進するトータルプログラムが用意されています。

精神疾患の治療でのポイントは、精神的疲労を癒すことです。
肉体疲労と比べて解消には多くの時間がかかり、精神疾患の度合いによっては数年を要することもある一方で、治療期間が長引いてしまうと復職をさらに困難にし、経済的な負担がのしかかってくるといった問題があります。
デイナイトケアの利用者は、仕事をしたいのに自信がないという方が多いでしょう。

デイナイトケアの利用時間は一般的に10時間です。
デイケアの場合は6時間程度なので、短期集中ケアを受けたい方にデイナイトケアは適しています。
デイナイトケアの内容は精神科によって異なり、パソコン教室、筋トレなどのめずらしいメニューを用意する施設もあります。
看護師は利用者の方の自信を養い、日々の生活を楽しめるようにサポートするのが役目です。食事の時間も共有するため、集団による会話やコミュニケーションを取るためのスキルも必要となります。